aufsとtmpfs

pxeディスクレスクライアントを行うときに、知っておいたほうがいい単語があったので書いておく。おもにtmpfsが必要になってくる。

・aufs(Another Unionfs)
 aufsは光学メディアに書き込む内容をメイン・メモリー上に保存しておきます。追加/変更があったファイルを読み出す場合は,メイン・メモリー上に保存されたファイルを読み込みます。つまり、元のファイル・システムの上に,差分データを被せて管理する仕組みです。
 KNOPPIXの場合、起動用のDVDメディアと差分データを保存したUSBメモリーの両方を持ち歩けば,普段利用しているパソコン環境を再現できます。

・tmpfs
 Linuxが稼働しているマシンのメモリー上に作成できるファイル・システムです。tmpfsを任意のディレクトリにマウントするだけで,通常のパーティションのようにファイルの読み書きなどに利用できます。
 ただし,tmpfsはメモリー上に作成するファイル・システムであるため,マシンの電源を落としたり,マシンを再起動したりすると書き込んだファイルは消えてしまいます。

ディスクレスクライアントを作成するときは、tmpfsでメモリ上にosを起動するためのカーネル等をおいておき、読み書きができるディレクトリを作成して通常のパーティションのように見せることで、osを起動することができます。